〈目次〉
(1)2013年の学びを振り返り2014年の展望を示す
(2)言語学への学び
(3)言語学構築のための基礎の学び
(4)2014年の学びの展望
(5)2014年は言語の本質をヨリ深く把握するための学びに取り組む年に
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(1)2013年の学びを振り返り2014年の展望を示す
本稿は、2013年の筆者の学びの過程を振り返り、その成果や課題を明確にしたうえで、2014年の展望を示すことを目的とした小論である。しかし、いきなり2013年の学びを振り返るというのでは、なぜ2013年の学びの過程がそうしたものになったのか、その流れが、筆者の辿ってきた学びが全体としてどういうものだったのかが、明確にならないと考えられる。また、後で触れることになるが、そもそもこうした振り返りを行う小論を執筆するにいたった過程についても、それなりの流れの中での認識の発展があってこそ、なのである。
そこで2013年の学びを振り返る前に、まずは大雑把に2012年の学びを振り返っておきたい。
「2012年は人生における基礎を確立する年に」として出立した2012年であったが、これには大きな理由があった。2011年は、2010年10月から開始した三浦つとむ『弁証法はどういう科学か』の筆写等を1年間継続することができたが、そこにはあまり計画性がなかった。なんとなく筆写を続け、なんとなく本を読み進めていったという具合であった。また、どんな問題でも自分で主体的に解決できるような実力をつけたい、そのために頭の働きを見事なものにしたいという漠然とした思いしかなく、主体的に取り組めるような人生の目標、専門分野がなかった。そこで、自分の全人生を賭して何事かをなすための基礎をこそ、2012年に確立せねばならないとの思いを抱いての2012年の出立だったのである。
2012年は、こうした目標を据えて、自分の専門分野を早急に確立することを目指しながら、人間とは何かを分かるための学び、具体的には、歴史を題材とした時代小説、人間の心を主題にしている小説、社会派とされている推理小説の学びを行っていくこと、弁証法・認識論をものにする学びを実践していくこと、合わせて、これらの学びを計画的に行っていくことを目指した。具体的には、南郷継正先生が『“夢”講義』第1巻で挙げておられた作家の小説や南郷学派、三浦さんの著作を中心に、年の初めに学びの計画を立てて、それに従って順次読み進めていった。
2012年9月の合宿では、人生の目的として、科学的な言語学・文学論の構築を目指すことを決意したことが、2012年の最大の成果であった。もともと夏目漱石『こころ』によって、人の心を大きく揺さぶることができる言語という存在について強い興味を抱いて大学に入学した筆者であったために、学問へと大きく志を立てたその原点に立ち返って、もう一度ゼロから、ここから自分の本当の人生が始まるのだとの決意を込めての合宿であった。
しかしながら、『弁証法はどういう科学か』の筆写を2度繰り返し、学びのレベルを『弁証法はどういう科学か』の要約に移行して間もなく、ついに学びの継続を中断してしまう事態に陥った。また、京都弁証法認識論研究会のブログ執筆もほとんど担当できずに過ごし、学びの成果を発表することでモチベーションを継続したり、学びを深めたりといった取り組みが全く不十分であった。
こうした2012年の取り組みと反省を踏まえて、「2013年は言語学の一般論構築に向けた学びに取り組む年に」というスローガンのもと、弁証法・認識論の学びを基礎に、言語そのものにかかわっての学びや文学に関する学びを行っていくことにした。
言語そのものにかかわっての学びについては、言語の起源に関する考察を深めるとともに言語学の発展の大まかな流れを把握することを当面の課題として設定した。これは三浦言語学に欠けたる、言語の過程的構造の1つである言語の系統発生(言語は歴史的にどのように創出され、どのように発展してきたのか)を把握する試みである。また、もう1つの言語の過程的構造である言語の個体発生(ある特定の言語表現はどういう過程を経て成立するのか)、つまり言語過程説の理解を深めるために、三浦さんの著作はもちろんのこと、時枝誠記の著作をも射程に入れて取り組んでいくこととした。
また、2012年の反省を踏まえて、年の途中で学びの過程が失速してしまわないように、半年ごとに学んだ中身を総括するという方法を考えた。さらに、この半年という期間も、それ相応の長さがあるから、そのさらに半分、四半期ごとの総括も必要ではないか、ここまできたら、いっそのこと、毎月毎月の総括も行った方がいいのではないか、と考えるようになった。ここで注意すべきは、これは毎月の総括を1年間、12回平面的に続ける、というわけではないということである。毎月の総括を1年間、12回続けることはもちろんのこと、これに加えて、四半期ごと(すなわち3ヵ月に1度)、半年ごと(6ヵ月に1度)の総括をも合わせて行う、という立体的な振り返りのことである。
ヨリ具体的には、1ヵ月ごと等の振り返りとして、翌月初旬に先月等の学びを概括して小論形式でまとめていくこととしたのである。また、次の月等の目標もその中で明確にすることで、学びの指針を見失うことなく、継続して着実に実践していくことができると考えたのである。
この方法は、『学城』第9号所収の悠季真理「古代ギリシャ哲学、その学び方への招待(8)」で紹介されていた、アリストテレスの学びと概括との繰り返しの上の繰り返しという学びの過程を参考にしたものである。アリストテレスは、こうした過程を持つことにより、先人たちの築き上げた文化遺産を吸収するとともに、さらに一段上に立ってそれらの論理を括るという難作業を実践した。こうしてアリストテレスは、自らの論理能力を著しく向上させていったのである。筆者もアリストテレスの学びを追体験し論理能力を高めていくとともに、学びの中身を深化させることを目指して、この方法を実践する決意をしたのである。これは、常に一歩進んではまた原点から学び返すことで、正規分布的な衰退過程を辿ることなく発展し続けていくことを目指した取り組みでもあった。
その成果の一端は2013年7月に小論「一会員による2013年上半期の振り返り」としてまとめたが、概括を繰り返す過程を持っての学びを行うことで、2012年のような中だるみを防げたことは当然として、1年間の学びを明確に跡付け、成果と反省を踏まえて次の学びへと進んでいくことで、着実に言語学の把握を深化させると直接に、自らの頭脳活動を一定のレベルにまで高められたと自負している。
それでは、こうした方法論を踏まえて実践してきた2013年の学びの過程とは一体どのような内実をもつものであったのか、また、こうした学びを踏まえて、2014年はどういった学びの展望を持って過ごしていくべきなのか、次回以降詳細に展開していくこととする。
2014年01月17日
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・文法家列伝:古代ギリシャ編
・ヒューム『政治論集』抄訳
・2013年9月例会報告:ヘーゲル『歴史哲学』第四部 ゲルマンの世界を読む
・言語過程説から言語学史を問う
・2013年10月例会報告:ヘーゲル『歴史哲学』「第4部 ゲルマンの世界」第2篇を読む
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・一会員による『育児の生理学』の感想
・文法家列伝:古代ローマ・中世編
・2013年11月例会報告:ヘーゲル『歴史哲学』第4部 ゲルマンの世界 第3篇を読む
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・2013年12月例会報告:ヘーゲル『歴史哲学』のまとめ
・ヘルバルト教育学の全体像を概観する
・年頭言:歴史を切り拓く学問の創出を目指して
・歴史的な岐路に立つ世界と日本を問う
・一会員による『綜合看護』2013年4号の感想
・一会員による2013年の振り返りと2014年の展望
・ヘーゲル『歴史哲学』を読む
・2014年1月例会報告:学問(哲学)の歴史の全体像について
・一会員による『学城』第10号の感想
・世界歴史の流れを概観する
・現代の言語道具説批判――言語規範とは何か
・2014年2月例会報告:シュヴェーグラー『西洋哲学史』第3〜11章
・ヘルバルト『一般教育学』を読む
・新大学生へ説く「大学で何をどのように学んでいくべきか」
・2014年3月例会報告:シュヴェーグラー『西洋哲学史』第12〜14章
・三浦つとむ『弁証法はどういう科学か』学習会を振り返る
・『育児の認識学』は三浦認識論をいかに発展させたか――一会員による『育児の認識学』の感想
・2014年4月例会報告:シュヴェーグラー『西洋哲学史』第15〜19章
・4年目教師としての1年間を実践記録で振りかえる
・文法家列伝:『ポール・ロワイヤル文法』編
・2014年5月例会報告:シュヴェーグラー『西洋哲学史』第20〜26章
・道徳教育の観点から見る古代ギリシャの教育と教育思想
・古代ギリシャの経済思想を問う
・半年間の育児を振り返る
・2014年6月例会報告:シュヴェーグラー『西洋哲学史』第27〜33章
・現代の言語道具説批判・補論――「言語道具説批判」に欠けたるものとは
・心理士が医学から学ぶこと――一会員による『医学教育 概論(1)』の感想
・アダム・スミス「天文学史」を読む
・現代の言語道具説批判2――言語道具説とは何か
・2014年7月例会報告:シュヴェーグラー『西洋哲学史』第34〜38章
・道徳教育の観点から見る中世の教育と教育思想
・もう一人の自分を育てる心理療法
・2014年8月例会報告:シュヴェーグラー『西洋哲学史』第39〜40章
・アダム・スミス「外部感覚論」を読む
・文法家列伝:ジョン・ロック編
・一会員による『学城』第11号の感想
・夏目漱石を読む@――坊っちゃん、吾輩は猫である、草枕
・2014年9月例会報告:シュヴェーグラー『西洋哲学史』第41〜43章
・ルソーとカントの道徳教育思想を概観する
・アダム・スミスは『修辞学・文学講義』で何を論じたか
・全てを強烈な目的意識に収斂させる――一会員による『医学教育概論の実践』の感想
・2014年10月例会報告:シュヴェーグラー『西洋哲学史』第44〜45章
・精神障害の弁証法的分類へ向けた試み
・シュリーマン『古代への情熱』から何を学ぶか
・2014年11月例会報告:シュヴェーグラー『西洋哲学史』第46章
・一年間の育児を振り返る
・近代ドイツにおける教育学の流れを概観する
・2014年12月例会報告:シュヴェーグラー『西洋哲学史』のまとめ
・年頭言:弁証法・認識論を武器に学問の新たな段階を切り開く
・「戦後70年」を迎える日本をどうみるか
・哲学の歴史の流れを概観する
・『ビリギャル』から何を学ぶべきか
・必要な事実を取り出すとは――一会員による『医学教育 概論(2)』の感想
・2015年1月例会報告:南郷継正「武道哲学講義X」
・夏目漱石を読むA――二百十日、野分、虞美人草、坑夫
・アダム・スミスは古代ギリシャ哲学史から何を学んだのか
・マインドフルネスを認識論的に説く
・道徳思想の歴史を概観する
・三浦つとむ『認識と言語の理論』第1部の要約
・弁証法的に学ぶとはいかなることか――一会員による『医学教育 概論(3)』の感想
・一会員による『学城』第1号の感想
・新大学生への訴え
・2015年3月例会報告:ヘーゲル『哲学史』哲学史の序論A
・心理職の国家資格化を問う
・5年目教師としての1年間を実践記録で振り返る
・文法家列伝:時枝誠記編
・2015年4月例会報告:ヘーゲル『哲学史』哲学史の序論B、C、東洋哲学
・夏目漱石を読むB――三四郎、それから、門
・臨床心理学のあるべき姿を考える――一会員による『医学教育 概論(4)』の感想
・アダム・スミス「模倣芸術論」を読む
・デューイの教育論の歴史的な意義を問う―『学校と社会』を通して
・2015年5月例会報告:ヘーゲル『哲学史』ギリシア哲学史の序論、イオニア派の哲学、ピュタゴラスとピュタゴラス派
・高木彬光『邪馬台国の秘密』を認識論から読み解く
・一会員による『学城』第12号の感想
・2015年6月例会報告:ヘーゲル『哲学史』エレア派〜ヘラクレイトス
・何故言語学の創出が必要か―一会員による2015年上半期の振り返り
・事実と論理ののぼりおり――一会員による『医学教育 概論(5)』の感想
・夏目漱石を読むC――彼岸過迄、行人、こころ
・2015年7月例会報告:ヘーゲル『哲学史』エムペドクレス〜アナクサゴラス
・フロイト『精神分析入門』を読む(上)
・デューイ教育論の歴史的意義を問う―『民主主義と教育』をとおして
・2015年8月例会報告:ヘーゲル『哲学史』ソフィスト派・ソクラテス
・アダム・スミス『法学講義』を読む
・学問上達論とは何か――一会員による『哲学・論理学研究(1)』の感想
・2015年9月例会報告:ヘーゲル『哲学史』ソクラテス派、プラトン
・庄司和晃追悼論文―庄司和晃の歩みはいかなるもので、何を成し遂げたか
・三浦つとむ『認識と言語の理論』第1部第4章の要約
・一会員による『学城』第2号の感想
・フロイト『精神分析入門』を読む(下)
・夏目漱石を読むD――道草、明暗
・2015年10月例会報告:ヘーゲル『哲学史』プラトン 弁証法、自然哲学、精神の哲学
・ナイチンゲール看護論を心理臨床に活かす――一会員による『初学者のための『看護覚え書』(1)』の感想
・文法家列伝:時枝誠記編(補論)
・英語教育改革を問う―『英語化は愚民化』書評―
・2015年11月例会報告:ヘーゲル『哲学史』アリストテレスの形而上学,自然哲学
・2年間の育児を振り返る
・2015年12月例会報告:ヘーゲル『哲学史』アリストテレス(精神の哲学・論理学)
・年頭言:歴史的岐路における道標としての学問の創出を目指して
・安保法制をめぐる議論から日本の課題を問う
・図式化にはどのような効用があるのか
・看護師と臨床心理士に共通した学び方――一会員による『初学者のための『看護覚え書』(2)』の感想
・2016年1月例会報告:ヘーゲル『哲学史』ストア派の哲学、エピクロスの哲学
・ケネー『経済表』を読む
・SSTを技化の論理で説く
・一会員による『学城』第13号の感想
・2016年2月例会報告:ヘーゲル『哲学史』新アカデメイア派、スケプシス派
・心理士教育はいかにあるべきか――一会員による『医学教育 概論(6)』の感想
・仮説実験授業を問う―アクティブ・ラーニングの観点から―
・一会員による『学城』第3号の感想
・新大学生に与える
・2016年3月例会報告:ヘーゲル『哲学史』新プラトン派
・6年目教師としての1年間を実践記録で振り返る―学級崩壊への過程を説く
・2016年4月例会報告:ヘーゲル『哲学史』中世哲学序論〜スコラ哲学
・専門家のあり方を問う――一会員による『初学者のための『看護覚え書』(3)』の感想
・比較言語学誕生の歴史的必然性を問う
・『吉本隆明の経済学』を読む
・2016年5月例会報告:ヘーゲル『哲学史』学問の復興
・ブリーフセラピーを認識論的に説く
・夏目漱石の思想を問う
・コメニウスの歴史的意義を問う―『大教授学』をとおして
・オバマ米大統領の「広島演説」を問う
・2016年6月例会報告:ヘーゲル『哲学史』近代哲学の黎明
・心理士の上達に必須の条件――一会員による『初学者のための『看護覚え書』(4)』の感想
・夏目漱石の中・長編小説を読む
・2016年7月例会報告:ヘーゲル『哲学史』デカルト・スピノザ
・改訂版・観念的二重化への道
・ロックの教育論から何を学ぶべきか
・文法家列伝:ソシュール編
・2016年8月例会報告:ヘーゲル『哲学史』「悟性形而上学」第二部・第三部
・どうすれば科学的な実践が可能となるか――一会員による『科学的な看護実践とは何か(上)』の感想
・夏目漱石『明暗』の構造と結末を問う
・ルソーの教育論の歴史的意義を問う
・2016年9月例会報告:ヘーゲル『哲学史』バークリー〜ドイツの啓蒙思潮
・高校生に説く立憲主義の歴史
・三浦つとむ『認識と言語の理論』を読む
・2016年10月例会報告:ヘーゲル『哲学史』ヤコービ、カント
・専門家教育には何が必要か――一会員による『科学的な看護実践とは何か(下)』の感想
・アダム・スミス『国富論』を読む
・2016年11月例会報告:ヘーゲル『哲学史』フィヒテ,シェリング,結語
・3年間の育児を振り返る
・近代教育学の成立過程を概観する
・2016年12月例会報告:ヘーゲル『哲学史』のまとめ
・年頭言:機関誌の発刊を目指して
・激動する世界情勢を問う
・『障害児教育の方法論を問う』から何を学ぶべきか―一会員による感想
・一会員による『学城』第4号の感想
・2017年1月例会報告:シュヴェーグラー『西洋哲学史』、ヘーゲル『哲学史』におけるカント『純粋理性批判』
・斎藤公子の保育実践とその背景を問う
・認識の形成がうまくいくための条件とは何か?――一会員による『“夢”講義(1)』の感想
・本来の科学的な教育とは何か
・2017年2月例会報告:カント『純粋理性批判』序文
・システムズアプローチを弁証法から説く
・一会員による『学城』第14号の感想
・ルソー『学問芸術論』を読む
・新大学生に説く「大学では何を如何に学ぶべきか」
・2017年3月例会報告:カント『純粋理性批判』緒言
・斉藤喜博から何を学ぶべきか
・重層弁証法を学ぶ――一会員による『“夢”講義(2)』の感想
・小中一貫教育を問う
・ヘーゲル『哲学史』を読む
・2017年4月例会報告: カント『純粋理性批判』先験的感性論
・文法家列伝:宮下眞二編
・改訂版 心理療法における外在化の意義を問う
・マルクス思想の原点を問う
・2017年5月例会報告:カント『純粋理性批判』先験的論理学の構想その他
・弁証法が技化した頭脳活動を味わう――一会員による『“夢”講義(3)』の感想
・教育の政治的中立性を問う
・日本経済の歴史を概観する
・2017年6月例会報告:カント『純粋理性批判』純粋悟性概念の演繹
・一会員による『学城』第15号の感想
・改訂版 続・心理療法における外在化の意義を問う
・2017年7月例会報告:カント『純粋理性批判』原則の分析論 緒言〜第2章第3節2
・ルソー『人間不平等起原論』の歴史的意義を問う
・夢の解明に必須の学問を学ぶ――一会員による『“夢”講義(4)』の感想
・ヒュームの経済思想――『政治論集』を読む
・現代日本の政治家の“失言”を問う
・2017年8月例会報告:カント『純粋理性批判』経験の類推
・障害児の子育ての1年間を振り返る
・新しい国家資格・公認心理師を問う
・経済学の原点を問う――哲学者としてのアダム・スミス
・2017年9月例会報告:カント『純粋理性批判』経験的思惟一般の公準その他
・徒然なるままに――40歳を迎えて
・過程的構造とは何か――一会員による『“夢”講義(5)』の感想
・〔改訂版〕新自由主義における「自由」を問う
・2017年10月例会報告:カント『純粋理性批判』反省概念の二義性
・続・徒然なるままに――40歳を迎えて
・教育実習生に説く人間観の歴史
・2017年11月例会報告:カント『純粋理性批判』先験的弁証論 緒言・第一篇
・南郷継正の人生は弁証法の弁証法的発展である――一会員による『“夢”講義(6)』の感想
・改訂版・初学者に説く経済学の歴史
・2017年12月例会報告:カント『純粋理性批判』序文と緒言